みなさん、こんにちは。
感謝はがきのマツモトこと松本良彦です。
今月は、保険営業の方や不動産営業の方などからよくご質問をいただく
「すでにご契約を済ませていただいたお客様を定期的にフォローできる方法はないか」というお悩みに、ぜひオススメしたい感謝はがきの使い方についてお話したいと思います。
はがきを「レギュラー」化するという発想
「お客様のフォローに定期的にはがきを書くことはとてもいいこと」と以前から本コラムでもお伝えしています。
講演などでも
「年賀状、暑中見舞い以外に四季折々くらい書いてもいいと思いますね。」
とお話するのですが、そうすると
「春はどうしたらいいですか?」
「秋はなんと書いたらいいのですか?」
という質問をいただきます。
要するに一般的でない「イレギュラー」にはなかなか対応しづらいようなのです。
「だったらその「イレギュラー」を「レギュラー」化するにはどうしたらいいだろうか…」
として発想を変え、こうご提案することがあります。
「では毎月毎月、定期的にはがきを書いてみてはいかがでしょうか。名づけて「月刊 感謝はがき」なんていうのはどうでしょうか」
「月刊 感謝はがき」は、テーマをしぼって定期的に
実際その「月刊 感謝はがき」、保険営業マンである僕の実弟が実行してくれています。
弟は、既に契約をいただいたお客様へのフォローとして使ってくれています。
最初に弟から相談された内容はこういうことでした。
「保険営業は契約が終わると契約者の方とのやりとりはほとんどなくなってしまう。売りっぱなしと思われたくない。長くお客様のことを考え続ける営業マンでありたい。かといって全員のお客様に毎月ご訪問させていただけることもできない。はがきを上手く使ってフォローさせていただける方法はないだろうか」
そこで僕は昨年、自身のブログ上にて有料で配布していた「歳時記はがき」という自作の筆文字を勧めました。
これは毎月にある月の異名(例:「神無月」など)をデザインしたはがきで、これなら毎月デザインも変わっていき、「続きもの」としての連続性を感じていただけるだろうと開発したものでした。 月ごとにデザインが変わることで、自然と毎月のはがきを出し続けるモチベーションにもつながるだろうとの考えもありました。
毎月はがきを書き始めてから、「毎月大変じゃないですか?」というお気づかいの電話を下さる方や、中にはご家族の分の保険をお願いしてくださる方も現れました。弟がその方に保険の説明にうかがった時、なんと保険証券ケースの中に弟が出した毎月のはがきをきちんと丁寧にはさんで捨てずに置いておいてくださっていたそうです。
「リピートももちろんうれしいけど、そういう風にきちんと大切に置いてくださっていること自体がうれしい。続けていくための励みになる。はがきやっててよかったよ。」
「月刊 感謝はがき」の編集長としてのファンづくりを
もちろん「月刊 感謝はがき」は、みなさんのお好きなデザインのはがきを使っていただいて、今日から始めることもできます。 そのためには、まずは前段の「歳時記はがき」のように毎月のテーマを先に決めておきましょう。
例えば「今月の花」のようなものはインターネットの検索ではすぐに出てきます。
また、お客様に経営者や勉強家の方が多いと思えば中国の古典の名言や著名人の気に入った言葉などを選んで「今月の言葉」として出すことも喜ばれそうです。
もちろんシンプルに「感謝」という言葉を毎月違ったデザインや書家の作品を使って出すのもいいでしょう。
但し、上記に関しては著作権に十分にご注意を。 コピー禁止などのマナーは必ず守ってくださいね。
また、僕の講演を聴いてくださった方の中には、まだ小さいお子さんとのツーショット写真などを毎月撮影して「子どもの成長を通して定期的に出す感謝はがき」として活用され、お客様から「ほほえましい」との好評を集め、地道なファン作りに役立てている方もおられます。
出すタイミングも、毎月がしんどいなら二ヶ月に一度でも構いません。
三ヶ月に一度なら、それこそ「季節」のはがきではあるわけですから(笑)
要は「あなた自身が気持ちを込めて選んだものであり、あなた自身が書き続けているもの」がわかるようにすればそれでいいのです。
「テーマを選ぶ」「定期的に出す」ことで、一度ご契約してくださったお客様はあなた自身のことを忘れずにいてくださることでしょう。そうなるとそのお客様からの紹介なども増える可能性もでてくることでしょう。
お客様にますますファンになっていただくことをモットーに、「定期的に出す連載はがき」という視点で内容を吟味した「月刊 感謝はがき」の編集長になったつもりで取り組んでみてはいかがでしょうか。
それではまた、来月。